「波形で覚える心電図」を本音レビュー


実際の波形を見ても『これ何?』ってなります

不整脈の種類を覚えようとしても、形が似すぎて区別がつかない…

他の心電図本を買ったけど、図が少なくて結局覚えられなかった…
見て覚えたいのに、覚えられないモヤモヤを抱えている方にこそおすすめなのが、この「波形で覚える心電図」です。長年の臨床経験から厳選された200以上の実例心電図をフルに使って、「正常波形 vs 異常波形」を並べて比較しながら解説されており、理論より先に目で覚えるアプローチなので、読んでいるうちに自然とパターン認識力が身につきます。
この記事では、心電図に対してモヤモヤがある人向けに
・本当に買うべき人/買わなくていい人
・この本の特徴
・正直なメリット・デメリット
を、かつて同じ悩みを経験したことのある私の視点で書いていきたいと思います。
結論

最大の魅力3選
実例心電図を波形比較で覚えられる
異常波形を実例の心電図と見比べて学ぶスタイルなのでテキストで説明するだけじゃなく、実際の波形写真を大量に並べて「これとこれが似てる」「ここが違う」と直感的に比較することができます。「見た目でパッと判別する力」を身につけることができ、「波形の特徴が目で覚えられる」「暗記じゃなくイメージで残る」と評価されています。特に初心者〜中級者で「理論はわかるけど実際の波形が思い出せない」人におすすめです。
実臨床に直結したポイントが豊富
著者の臨床現場での蓄積がそのまま反映されているため、「なぜこの波形が出るのか」「臨床でどう対応するか」の視点がしっかり入っています。ただの波形図鑑ではなく、判読のコツや落とし穴を自然に学べ、「臨床ですぐ使える」「誤診を防ぐポイントがわかる」と支持されています。
基礎から異常波形まで網羅しつつA4変型で読みやすい
基本波形の説明から不整脈・虚血性変化までカバーしつつ、ページが見開きで大きな心電図がたくさん載っています。文字が多すぎず、イラストや波形がメインなので読みやすく、ボリューム感(208ページ)も適切なのでさくさく読み進めることができます。
注意すべきポイント
実例波形を並べて見て覚えることに特化している
この本の特徴は実例波形を並べて見て覚えることですが、病態生理や電気生理学的な背景説明に関しては最小限になっています。波形の成り立ち(心筋の興奮・回復のベクトル、伝導路の異常など)をしっかり理解したい人からは、「この波形は覚えたけど、似たような変形が出てくると対応できない」「応用が効かない」という意見があります。
問題演習・ドリル形式ではなく解説中心のスタイル
200以上の実例は載っているものの、問題形式はほとんどなく、読み物寄りの構成になっています。心電図検定対策や臨床で即戦力にしたい人は、問題を解いて間違えて解説を読むサイクルを回すことができないのでたくさん解いてパターン暗記の勉強法には向いていません。
まとめ
心電図の異常波形を実例で視覚比較しながら覚えるスタイルの入門〜中級向けの一冊です。心電図初心者や苦手意識のある人が見て覚えるだけで自然に判読力が身につく点が最大の魅力です。心電図検定3級〜2級レベルを目指す人や、臨床でよく出るパターンを素早く固めたい人に特におすすめです。

