心拍数とは?

心拍数(heart rate)

心拍数とは、1分間に心臓が拍動する回数のことです。単位は「回/分」や「bpm(beats per minute)」で表します。他にも「/分」、「拍/分」と表記されることがありますが、日本では「回/分」が標準的です。心拍数の測定は心電図が最も正確です。

脈拍数(pulse rate)

心拍数と似た言葉に脈拍数がありますが両者は異なります。心拍数は心臓が実際に収縮した回数、脈拍数は末梢で触知できた拍動数と定義されています1)

心拍数(heart rate)
心拍数と似た言葉に脈拍数がありますが両者は異なります。心拍数は心臓が実際に収縮した回数、脈拍数は末梢で触知できた拍動数と定義されています

心拍数と脈拍数は必ずしも一致せず、両者が一致しない現象を脈拍欠損(pulse deficit)と呼びます。原則として、心拍数より脈拍数が多くなることはありません。これは、脈拍は心室収縮によって生じた動脈圧波を末梢で触知したものだからです。1回の心室収縮から生じる圧波は1つであり、1回の収縮から2回以上の末梢脈拍が生じることは通常ありません。

心拍数 = 脈拍数:正常で最も多いです。

・心拍数 > 脈拍数:脈拍欠損(pulse deficit)。心房細動、頻拍性不整脈、頻発する期外収縮、重度の心不全などで、一部の心室収縮が十分な拍出量を生じず、末梢まで脈波が届かない場合に起こります。

・心拍数 < 脈拍数:生理学的には通常起こりません。測定や解釈の問題(ダブルカウントなど)で生じます。

文献

1)Guideline for the application of heart rate and heart rate variability in occupational medicine and occupational health science. J Occup Med Toxicol. 2024 May 13;19(1):15.

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