そのPVCはどこから-12誘導心電図からのアプローチ
心室期外収縮(PVC)は起源を推定することができますが、非常に奥が深い分野になります。「そのPVCはどこから」は起源推定に特化した本になります。
研修医
解剖の知識も必要になるのですごく苦手です
指導医
不整脈専門医の領域になってきますね
「そのPVCはどこから」ではラグビーボール理論を使ってシンプルかつ正確に期限を推定する方法を紹介しています。簡単にいうと、心臓をラグビーボールに見立て、3つの軸で場所を推定する方法です。
この考え方は心室頻拍(VT)の起源推定、WPWの副伝導路の推定、心房期外収縮(PAC)の起源推定にも応用できるので、ぜひとも身につけておきたいです。
起源推定がわかればわかるほど面白くなって心電図の虜になってしまうでしょう。起源の例を以下に示しますが、そんな起源までわかるのかと驚くこと間違いなしです。
不整脈の治療においては起源がどこなのかが非常に重要になるため、治療方法にも直結する分野になります。
指導医
アブレーションでは右心か左心かだけでもアプローチが変わります
本を読み終わったときには、心電図を見て「このPVCは右室流出路起源ですね」ってカッコ良く言えるようになりますよ。