わかる!読める!心電図ガイド症例解説Q&A
心電図の勉強をしている方で、波形診断はできるが疾患の頻度や対応、治療がわからないという方は多いのではないでしょうか?
心電図の参考書では心電図波形に関しては詳しく書いてあるものが多いですが、疾患の背景や治療法まで詳しく踏み込んだものは多くはありません。この本は心電図がメインでありながら疾患の周辺知識の解説が非常に充実しているのが特徴です。
研修医
疾患の頻度や男女比などの疫学や詳しい治療内容は自信ないです
指導医
実臨床ではそのような知識が大切になりますね
本書は24症例を扱っていますが、それぞれの症例でQuestionが出されています。そのQuestionの多くが疾患の頻度や必要な検査、今後の治療に関しての問題になっているところが他の参考書との大きな違いです。
実臨床では心電図は検査の一つであり、心電図判読だけでは完結しません。疾患の背景知識があり、診断のための更なる検査、診断後の治療、その後のフォローと続いていきます。臨床に即した解説を読むことで、今後の診療に活かせること間違いなしの1冊となっています。心電図のその先を学びたい方におすすめです。