Half RR rule
Half RR ruleとはQT間隔が直前のRR間隔の1/2を超える場合にQT延長の可能性ありと簡易判定する方法です。正式な診断や詳細評価にはBazett式などのQTc補正 を併用するのが標準です。1/2 RR ruleやrule of thumbとも呼ばれます1)。
心電図所見

具体的にはT波の終点がRR間隔の中点を超えていればQT延長と判断します。計算不要で視覚的に判定できるためスクリーニングでよく使われます。

厳密には直前のRR間隔を用いて判断します。T波を含む部分のRR間隔ではありません。これはBazett補正式などでも同じであり、QTc計算時に用いるRR間隔もそのQT間隔に先行するRR間隔を使うのが原則です。これはQT間隔が直前のRR間隔に依存して変化するためです。

心拍数60回/分前後で比較的妥当ですが、徐脈時は感度が不十分、頻脈時は過大評価しやすい傾向があります3)。

