洞性不整脈(sinus arrhythmia)
洞性不整脈では洞結節から発生した興奮は心房から心室へと正常に伝導していますが、P-P間隔(R-R間隔)が明らかに不規則になっている状態です。一般的には呼吸性洞性不整脈(Respiratory Sinus Arrhythmia)のことを指します。若い人に極めて多く、副交感神(迷走神経)が正常に機能している証拠であり、ほとんどが生理的な変動です。

吸気時には肺が膨張して肺伸展受容器が刺激されることで迷走神経が一時的に抑制されるので、洞結節抑制が弱まり心拍数増加します(頻脈相)。呼気時には肺が縮小して迷走神経が回復・亢進するので洞結節が強く抑制され心拍数減少します(徐脈相)。
心電図所見

心電図の診断基準として明確なものはありませんがP-P間隔(R-R間隔)の変動が≧120msec(0.12秒)の場合がよく使用されています。最大のP-P間隔と最小のP-P間隔の差が120msec以上になります。

深呼吸させると変動が極端に大きくなり、息を止めたらほぼ規則正しくなります。

