pseudo‐supernormal conductionとは?

pseudo‐supernormal conduction

pseudo‐supernormal conduction
文献1より 上:右脚ブロック+左脚前枝ブロック+1度房室ブロックを示すTAVI前の12誘導心電図。下:QRS間隔の正常化とともにPR間隔のさらなる延長を示すTAVI後の12誘導心電図。

pseudo‐supernormal conductionは、右脚・左脚の伝導遅延が等しく生じることでPR間隔が延長し、心室に興奮が伝わるタイミングが同じになることでQRS波の幅が正常となります。「equal delay in both branches」とも呼ばれています。

pseudo‐supernormal conduction

束枝ブロックを有する患者においてpseudo‐supernormal conductionが生じると延長していたQRS波の幅の正常化とPR間隔の延長をきたします。

pseudo‐supernormal conduction

参考文献

1)Post-TAVI ECG change: What’s the mechanism? Ann Noninvasive Electrocardiol. 2020 May;25(3):e12633. 

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