反時計方向回転(counter clockwise rotation)
移行帯がV1側に偏位している状態を反時計方向回転(左回転)と呼びます。移行帯の右方移動と呼ばれることもあります。
横断面で見た際に、時計の針が進む方向と反対(反時計方向)に心臓が回転している状態です。
原因
心臓の回転は体型と相関があり、滴状心の場合は反時計方向回転となることが多いです。
回転異常以外の所見がなければ病的意義は乏しいことが多いです。
参考文献
書籍
今さら聞けない心電図 P98-99
心電図のみかた、考え方 基礎編 P258-262