reversed R wave progression : RRWP
通常、R波はV1からV2、V3に向かうにつれて高さが増していきますが、reversed R wave progressionでは逆にR波が小さくなります。
reversed R wave progressionは入院患者の2%にみられ、心疾患に特異的とされています2)。reversed R wave progressionの53%が虚血性心疾患であり、Q波を伴うは場合は64%が虚血性心疾患とする報告もあり1)、Q波とRRWPの組み合わせは,Q波のみよりも診断精度が高い可能性があります。
reversed R wave progressionは一般的には以下の様に定義されます1)。
・RV2 < RV1 または RV3 < RV2 または RV4 < RV3