Seamens’ Sign

Seamens’ Signは左室肥大を簡便に疑うための心電図所見です。著者の一人であるCharles Seamensの名前から「Seamens’ Sign」と名付けられました。 従来の電圧基準(S波+R波のmm数など)を覚えたり測ったりする必要がなく、見た目ですぐにわかる点が特徴です。あくまで簡易的なスクリーニング所見であり、単独で左室肥大を確定診断するものではなく、実際の診断は心エコーなどとの組み合わせが必要です。特異度が高い(約92%)ので陽性なら左室肥大の可能性が高いですが、感度は低い(約11%)ので陰性でも左室肥大を否定はできません。
心電図所見
胸部誘導(V1〜V6)のうち、隣接する2誘導でQRS波が接触または重なっている場合を陽性とします。数値を測る必要はなく、見た目でQRS波同士が重なっているかを確認するだけのシンプルな基準です。

