phase 3 blockとは?

phase 3 block

心筋細胞の活動電位にはphase 0からphase 4まで5段階の相がありますが、その中でphase 3は再分極の相になります。phase 3のタイミングで次の興奮が到達すると、心筋細胞は完全には再分極が完了していない不応期の状態なので伝導がブロックされてしまう現象をphase 3 blockと言います1)。phase 3 blockは主に刺激伝導系の脚を含むヒス-プルキンエ線維で発生します。

phase 3 block

phase 3 block自体は心筋の不応期という正常な生理現象が、速い心拍数によって引き起こされている状態と考えられています。心拍数が速くなる(RR間隔が短くなる)とブロックが出て、遅くなると伝導が回復するような所見ではphase 3 blockが疑われます。一方で徐拍依存性で心筋細胞の障害が関与しているものはphase 4 blockになります。

心電図所見

phase 3 blockによって発生する心電図所見としてはAshman現象、頻拍時の機能的脚ブロック(頻脈依存性脚ブロック)、上室性頻拍中の間欠的脚ブロックなどが知られています。

phase 3 block

参考文献

1)A Tale of 2 Blocks. Circulation. 2021 Mar 9;143(10):1062-1065.

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