QT間隔とは?

QT間隔(QT interval)

QT間隔(QT interval)

QT間隔とは、Q波の始まりからT波の終わりまでを言います。T波の始まりまでではありません。

QT間隔(QT interval)

心室筋の活動電位が始まってから終了するまでの時間である活動電位持続時間を表しています。

T波の終わり

QT間隔はT波の終わりまでですが、場合によってはT波の終わりが分かりにくいことがあります。そこでT波の終わりを決める方法が存在しています。

・接線法 Tangent method

・閾値法 Threshold method

接線法(Tangent method)

QT間隔 接線法 Tangent method
文献1より 接線法

接線法によるT波の終末は、T波の終末辺の最も傾斜が急な点での接線が等電位基線と交差する点と定義されます。傾斜が一番急な点での接線なので、接線の傾きも最も急になります。

閾値法(Threshold method)

閾値法 Threshold method QT間隔
文献1より 閾値法 T波の第2成分(T2)を含み、U波はQT間隔から除外

閾値法では、T波の終末と等電点基線が交わる点をT波の終末と定義されます。

参考文献

1)Determination and Interpretation of the QT Interval. Circulation. 2018 Nov 20;138(21):2345-2358.

初めての心電図 P106-107

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