short-long-short sequence
QT延長症候群において、RR間隔の不整であるshort-long-short sequenceはQT延長を助長しTdPの誘因になります1)。

先行するRR間隔が長いと次の拍動の活動電位持続時間が長くなることで、T波の幅が広くなり、QT間隔が延長し3)、早期後脱分極が発生しやすくなります。そのため、撃発活動が発生しやすくなり、R on Tから多形性心室頻拍が発生します。

参考文献
3)A Story With an Interesting Twist. Circulation. 2023 Dec 5;148(23):1907-1910. ←CirculationのECGチャレンジ。VPCではなくAPCによるTdP。