洞頻脈とは?

洞頻脈(Sinus tachycardia)

洞結節からの興奮が増加し、心拍数が100/分以上になった状態を洞頻脈と言います。洞結節からの刺激なので波形は洞調律の時と変わりませんが、脈は頻脈となります。

原因

洞頻脈を引き起こす原因は以下のように様々です1)。生理的なものから病的なものまでありますが、ほとんどの場合は一過性であり良性です。

洞頻脈(Sinus tachycardia)洞頻脈を引き起こす原因は以下のように様々です。生理的なものから病的なものまでありますが、ほとんどの場合は一過性であり良性です。

心電図所見

洞性頻脈
文献2より 洞頻脈

洞頻脈において、P波、QRS波の形態は洞調律時と同じになります。心拍数が速い時はP波が先行するT波に重なることがあり、P波が見えにくくなる場合があります。

洞性頻脈(Sinus tachycardia)
洞結節からの興奮が増加し、心拍数が100/分以上になった状態を洞頻脈と言います。洞結節からの刺激なので波形は洞調律の時と変わりませんが、脈は頻脈となります。

心拍数には上限があり、高齢になるにつれて上限値は低くなると言われています。「220−年齢」が上限の目安とされています。洞頻脈の場合、急に出現して急に停止するリエントリー性の頻拍とは異なり、心拍数は徐々に上昇し、徐々に低下します(warm up・cool down)。

洞頻脈(Sinus tachycardia)
洞頻脈の場合、急に出現して急に停止するリエントリー性の頻拍とは異なり、心拍数は徐々に上昇し、徐々に低下します

参考文献

1)The sinus tachycardias. Nat Clin Pract Cardiovasc Med. 2005 Jan;2(1):44-52.

2)Case report: Severe sinus tachycardia as a leading manifestation of systemic lupus erythematosus flare. Front Med (Lausanne). 2023 Oct 13;10:1277285. 

書籍

レジデントのためのこれだけ心電図 P70-72

心電図マイスターによる3→1級を目指す鑑別力grade up演習 P77-78

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