Smith’s Criteria
Smith’s CriteriとはSgarbossa’s Criteriaの基準の一つです。
「下向きQRSを示す誘導で5mm以上のST上昇」を「ST/S 比」に置き換えたものです1)。
1995年にSgarbossaはLBBBの虚血の評価として”Sgarbossa’s Criteria”を報告しましたが、感度が低いので除外診断に使えませんでした。
Sgarbossaの3点以上に対する特異度は98%と高いですが、感度は20%と低いです2)。
その後にSmithらがSgarbossa’s Criteriaを改訂してLBBBの虚血評価における感度が高いSmith’s Criteria(Modified Sgarbossa Rule)を報告しました。
90%以上の特異度を持つST/S比のカットポイントは<-0.25であり、感度91%、特異度90%です。