Q波 異常Q波とは? 異常Q波(abnormal Q wave) 異常Q波は心筋壊死を反映しますが1)、心室筋の一部が完全に興奮性を失ったり、伝導が遮断されるような状況(虚血、線維化、高カリウム血症、 薬剤など)でも生じる所見です。 異常Q波は以下... Q波波形
心室期外収縮 心室期外収縮とは? 心室期外収縮(Premature Venticular Contraction:PVC) 期外収縮は、洞結節以外の場所から異所性の興奮が発生し、本来の収縮のタイミングに先立って心筋を興奮させることで発生します。心室で興奮が発生した場... 心室期外収縮期外収縮
波形 Ta波とは? Ta波(Ta wave) P波は心房筋の脱分極を表していますが、心房筋の再分極を表す波形も存在しておりTa波と呼ばれます。1912年にHeringが「心耳のT波(T wave of the auricle)」とその略称である... 波形T波
調律 ペースメーカ移動とは? ペースメーカ移動(pacemaker shift) 文献1より 房室ブロック時のぺースメーカ移動 ぺースメーカ移動は調律のベースとなっている興奮部位が別の部位へと移ることです。 2点間の移動であるため、P波の形が異なるの... 調律
ST ブルガダ症候群とは? ブルガダ症候群(Brugada syndrome) ブルガダ症候群は、12誘導心電図の右側胸部誘導におけるJ波増高と特徴的なST上昇を呈し、主に若年〜中年男性が夜間に心室細動を引き起こして突然死する可能性のある疾患で、1992年にB... STセグメント
ST ブルガダフェノコピーとは? ブルガダフェノコピー(Brugadaphencopy) ブルガダフェノコピーとは先天性のイオンチャネル機能障害がない場合に誘発される可逆的なブルガダ様の心電図パターンです1)。ブルガダ症候群とパターン分類(Type1,2)は同じです... STセグメント
解剖 洞結節とは? 洞結節(sinus node) 洞結節の形状・位置 文献1より 心臓の正面図 RPN:右横隔神経、SCV:上大静脈、RA appendage:右心耳、青点線:洞結節 洞結節は三日月型で、通常は右心房頂点のすぐ下にある末端... 解剖
移動性ペースメーカ 移動性ペースメーカとは? 移動性ペースメーカ(wandering atrial pacemaker) 文献1より 移動性ペースメーカ 調律の刺激発生部位が洞結節や心房の他の部位で入れ替わることがあります。これを移動性ペースメーカと呼びます。 ... 移動性ペースメーカ調律
R波 aVR signとは? aVR sign 文献1より aVR sign ブルガダ症候群ではaVR誘導のR波増高が不整脈イベントのリスクであることが報告されており、aVR signと呼ばれています。aVR signは以下のように定義されます1)。 ... R波波形
低電位 voltage discordanceとは? voltage discordance 文献1より voltage discordanceの心電図。QRS振幅はすべての四肢誘導で5mm(0.5mV)未満であるが、いくつかの前胸部誘導で10mm(1mV)以上。 voltage... 低電位電位