1:1心房粗動(1:1 atrial flutter)
最初の1:1心房粗動は1919年に報告されました2)。
PR間隔の短縮(0.13ms未満)は、クラスIc抗不整脈薬を服用すると、1:1伝導の心房粗動が起こりやすくなる可能性が報告されています3)。これをIc flutterといいます。
房室伝導が1:1の心房粗動は、心拍数が多すぎるために血行動態の悪化を伴うことがあり、この場合は緊急の治療が必要です。
参考文献
2)Lewis T. Lectures on the heart. New York: Paul B. Hoeber, Inc.; 1915116.
3)Predictors of atrial flutter with 1:1 conduction in patients treated with class I antiarrhythmic drugs for atrial tachyarrhythmias. Int J Cardiol. 2001 Aug;80(1):7-15.