巨大陰性T波(Giant negative T wave:GNT)

振幅が1mV以上の陰性T波を巨大陰性T波と呼びます1)。

たこつぼ症候群、心尖部肥大型心筋症、くも膜下出血などで生じます。また、心尖部の虚血や炎症、繊維化でも見られることがあります。再分極異常、伝導遅延、自律神経が関与していると考えられています。

参考文献
書籍
深読みしないDr.田宮&Dr.村川の心電図ディスカッション P153-156
今さら聞けない心電図 P74-75
レジデントのためのこれだけ心電図 P219
心電図免許皆伝 P96
検診で使える!心電図自動診断とのつきあい方 P30-33