左脚後枝ブロック left posterior fascicular block:LPFB
左脚後枝ブロックは、左心室の下・後方領域である左心室流入路に向かう左脚の後枝の心室内伝導障害です。
刺激はまず左心室の中隔を活性化し 、左脚前枝に伝わり、前外側乳頭筋の基部に向かい、心内膜表面に沿って左室上外壁に伝導します1) 。

左脚後枝ブロックの診断基準
左脚後枝ブロックの診断基準
1.電気軸は90°と180°の間
2.IとaVLのrSパターン
3.IIIとaVFのqRパターン
4.QRS持続時間120ms未満
2.IとaVLのrSパターン
3.IIIとaVFのqRパターン
4.QRS持続時間120ms未満
2)Bundle Branch Blocks and Hemiblocks. Basic Electrocardiography 79-92.