原理

活動電位

撃発活動とは?

撃発活動(triggered activity) 撃発活動(triggered activity)は遅延後脱分極あるいは早期後脱分極と呼ばれる脱分極が生じることが原因です。膜電位の振動とも表現されるこれらの脱分極が引き金(trigg...
活動電位

異常自動能とは?

異常自動能(abnormal automaticity) 固有心筋である心房筋や心室筋細胞は外部からの刺激がなければ興奮せず、通常は自発的に興奮することはありません。しかし、さまざまな原因で静止膜電位が浅くなると緩徐拡張期脱分極が生...
活動電位

遅延後脱分極とは?

遅延後脱分極(delayed afterdepolarization:DAD) 活動電位の再分極終了直後に小さな脱分極が起こることがあります。これを遅延後脱分極と呼び、細胞内のCaの上昇がその原因となります。 この遅延...
活動電位

受攻期とは?

受攻期(vulnerable period) 受攻期とは、相対不応期の途中に存在する心筋の被興奮性が高まっている時相のことです。受攻期はT波のピーク付近にあります。 受攻期に心室期外収縮による刺激を受けるとリエントリー...
活動電位

不応期とは?

不応期(refractory period) 心筋の活動電位が発生した後に、刺激への反応が低下して活動電位を発生しない時期があり、この時期を不応期と呼びます。 不応期には、絶対不応期(absolute refracto...
原理

減衰伝導とは?

減衰伝導(decremental conduction) 前の刺激から次の刺激が入るまでの時間(連結期)が短くなると興奮の伝導時間が長くなることを減衰伝導といいます。 房室結節や洞結節などに特徴的な伝導特性であり、減衰...
アーチファクト

パーキンソン病とは?

パーキンソン病(Parkinson's disease) パーキンソン病とは、安静時振戦、筋強剛(固縮)、緩徐で減少した動作(運動緩慢)、および歩行または姿勢の不安定性を特徴とする、緩徐に進行する神経変性疾患です。 パ...
心電計

ラダーグラムとは?

ラダーグラム(Laddergram) ラダーグラムとは、心内興奮伝播を心房筋の興奮(P波)・房室間伝導・心室筋の興奮(QRS波)に分けてダイアグラムで表示したものです。 ラダーグラムは時相分析図とも呼ばれ、P波とQRS波の関係...
アーチファクト

pseudo double T waveとは?

pseudo double T wave 文献1より 赤矢印:pseudo double T wave 上記の心電図は「pseudo double T wave」と呼ばれるアーチファクトです。原因は不明ですが、表面電極と皮膚組...
心電計

ミネソタコードとは?

ミネソタコード(Minnesota Code) ミネソタコードとは、心電図検査の所見を客観的、統一的に表現するために、アメリカのミネソタ大学で発案された所見のコード体系で、1960年にH. Blackburnらによって発表され、その...
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