S1Q3T3 patternとは?

S1Q3T3 pattern

S1Q3T3 pattern
文献1より S1Q3T3 pattern

S1Q3T3 patternとはⅠ誘導にS波、Ⅲ誘導に深いQ波と陰性T波が存在することを表しています。

S1Q3T3 pattern

McGinnとWhiteにより1935年に初めて報告され、McGinn-White Signとも呼ばれています2)。報告ではS波とQ波の振幅は0.15mV(1.5mm)以上と定義されていました。

右室負荷の所見とされております。肺塞栓症で見られますが感度は高くありません。また、時間が経過すると消失します。

参考文献

1)S1Q3T3 electrocardiographic pattern in saddle pulmonary embolism. HeartRhythm Case Rep. 2023 Oct 13;9(10):779-780.

2)McGinn S, White PD. Acute cor pulmonale resulting from pulmonary embolism its clinical recognition. JAMA. 1935;104(17):1473–80.

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