テベシウス弁とは?

テベシウス弁(Thebesian valve)

テベシウス弁とは、冠静脈洞弁(valve of coronary sinus)とも呼ばれ、右心房に開口する冠静脈洞入口部(coronary sinus ostium:CSos)に存在する心内膜のひだ状構造です。冠静脈洞入口部の下縁を中心に位置し、右心房から冠静脈洞への血液の逆流を抑制する役割があると考えられていますが、その機能的意義は明確ではありません。

テベシウス弁(Thebesian valve)

テベシウス弁とは、冠静脈洞弁(valve of coronary sinus)とも呼ばれ、右心房に開口する冠静脈洞入口部(coronary sinus ostium:CSos)に存在する心内膜のひだ状構造です。冠静脈洞入口部の下縁を中心に位置し、右心房から冠静脈洞への血液の逆流を抑制する役割があると考えられていますが、その機能的意義は明確ではありません。

テベシウス弁の形態には大きな個人差があり、半月状、膜状、網目状など多様な形態を示します。弁がほとんど認められない場合もあれば、冠静脈洞入口部の大部分を覆うほど発達している場合もあります。また、弁の内部には線維性組織や筋線維が含まれることがあります。

テベシウス弁(Thebesian valve)
テベシウス弁の形態には大きな個人差があり、半月状、膜状、網目状など多様な形態を示します。弁がほとんど認められない場合もあれば、冠静脈洞入口部の大部分を覆うほど発達している場合もあります。また、弁の内部には線維性組織や筋線維が含まれることがあります。
文献2より A:Remnant(痕跡状) B:Semilunar(半月状) C:Fold(ひだ状) D:Cord(索状) E:Mesh(網目状) F:Fenestrated(有窓状)

臨床的には冠静脈洞へのカテーテル挿入において重要な構造です。特に発達したテベシウス弁は電気生理学的検査での冠静脈洞カテーテル留置や心臓再同期療法(CRT)における左室リード留置の障害となることがあります。

テベシウス弁(Thebesian valve)
臨床的には冠静脈洞へのカテーテル挿入において重要な構造です。特に発達したテベシウス弁は電気生理学的検査での冠静脈洞カテーテル留置や心臓再同期療法(CRT)における左室リード留置の障害となることがあります。

参考文献

1)Anatomical variations of the coronary sinus valve (Thebesian valve): implications for electrocardiological procedures. Europace. 2015 Jun;17(6):921-7.

2)Morphological Study of the Thebesian Valve in Fresh Autopsied Adult Human Hearts. Cureus. 2023 Mar 22;15(3):e36534.

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